Googleが2月6日に「ページレイアウト・アルゴリズム」を更新したことをアナウンスしました。Matt Cutts氏がツイートしています。

今回は検索時にどの程度気付かれるかといった数値の報告がなく、その影響ははっきりしていません(前回は英語での検索時に気づく人は0.7%以下ということでした)。

前回のページレイアウト・アルゴリズムの更新は2012年10月9日で、このときもCutts氏のツイートでアナウンスがされていました。

その前が最初の導入で2012年1月19日。
今回で確認されているものとしては3度目の更新になりますね。

Googleによる導入時のページレイアウト・アルゴリズムに関する説明は次の通りです。

検索結果をクリックした際に、実際のコンテンツを見つけるのが難しく、満足な体験ではないという苦情を受けます。ユーザーは多くの広告の中をスクロールしていくよりも、直ぐにコンテンツが見つかることを望みます。そのため、「ファーストビュー」に十分なコンテンツを持たないサイトはこの更新によって影響をうけるでしょう。もしウェブサイトやその一部をクリックして、そのファーストビューで見えるコンテンツが十分ではないか、サイトのファーストビューの多くが広告枠に割り当てられているならば、それは良いユーザー体験ではありません。そうしたサイトは上位に表示されないでしょう。

ファーストビューに広告を置くことが多くのサイトにとって、とても普通のことだということは理解しています。これらの広告が良く機能することも多く、パブリッシャーがオンライン・コンテンツを収益化する助けになります。今回のアルゴリズム変更は、ファーストビューに普通に広告を配置しているサイトに影響を与えることはありませんが、過剰な広告でページの上部を読み込む以上のものになっているサイト、あるいは実際のオリジナル・コンテンツを見つけるのが困難なサイトに影響します。今回の新しいアルゴリズムの改善は、ファーストビューで確認できるコンテンツがほんの少しにすぎないサイト、あるいは大きな広告の塊で関連するコンテンツが一貫して押し下げられているサイトに影響しやすいでしょう。

上の説明にもあるように、ファーストビューに広告があっても、常識の範囲内であれば通常問題ありません。
サイトのファーストビューに広告が多いかな、と感じられた方は、広告をいくつまで置いていいのかとか、何%なら問題ないのかとは考えずに、コンテンツを見る邪魔になっていないかどうかという観点から対策を行った方がいいと思います。